歯科医院のストア・コンセプトを明確にする

いつもありがとうございます。
歯科集客マーケッターの川口です。

今年も残り2日ですね。
年末でゆっくりされている先生も多いと思いますが、
今日も元気に情報配信していきます。

さて、今日のテーマは、
歯科医院のストアコンセプトのお話です

ストアコンセプトとは、
診療方針のことではありません。

ストアコンセプトとは、簡単に言うと、

あなたの歯科医院は、
『どんな患者さんに、どのような治療をするのか?』

ということです。

これは、言い換えると
歯科医院の戦略を考えるということですね。

戦略が明確になれば、次に何をすればいいのか、
戦術も考えることができるようになります。

「戦略なんてもう何度も考えてきたよ。」
と思われた歯医者さんも、是非その戦略をおさらいしてみてください。

戦略は、何度も考えていくことで、
ブラッシュアップされますよ。

それでは、改めて戦略を考えてみましょう。

1)事業領域を明確にする

まず、始めに考えることは、
事業領域です。

事業領域とは、

・だれに?
・どんな歯科医療を?
・どのように提供するのか?

ということを明確にします。

ぜひ、この質問に答えてみてください。

たとえば、銀座で歯科医院を経営されている場合、

・誰に?
⇒富裕層に、

・どんな治療を?
⇒自費治療中心の満足度が高い歯科治療を

・どのように提供するのか?
⇒落ち着いていて豪華な環境で提供する

あるいは、住宅外にある歯医者さんでは、

・誰に?
⇒地域のお年寄りから、子供に至る幅広い層に、

・どんな治療を?
⇒予防検診を中心とした、かかりつけ医院としての歯科治療を、

・どのように提供するのか?
⇒気軽に訪問できる予約センターを併設し、
 丁寧な検診結果報告などを合わせて提供する。

などなど、

歯科業界といってもいろいろなパターンがあると思います。

このストアコンセプトが明確になれば、
おのずとそのコンセプトに合った
患者さんが来院してくれるようになるのですね。

よくあるのが、何も特徴を出さない歯医者さんです。

患者さんに選ばれる理由がなければ、
選ばれません。(当たり前ですが・・・)

さて、次に考えることは、

2)歯科医院の業態を考える

続いては、業態です。

これは、1)とかぶる部分もありますが、
もう少し医院の特徴を明確にするものです。

たとえば、コーヒーショップでいうと、
ゆったりとした雰囲気を持つルノアールなのか?

それとも、安くておいしいコーヒーを提供する
ドトールなのか?

このように、
どのような歯科医院を目指しているのかを考えるのです。

歯科医院の場合だと、

・インプラントセンターや口腔外科などの
 「高度先端医療」なのか、

・矯正に特化した、
 「矯正歯科」なのか、

・一般歯科治療の
 「一般歯科」なのか、

・高齢者の訪問介護を中心とする
 「訪問歯科」なのか、

・歯をきれいに魅せる
 「審美歯科」なのか、

いろいろなカテゴリがありますよね。

実際は、これらすべてを診ていると思いますが、
どの診療を中心に置くかを決めるんですね。

これも選ばれるための1つの戦略です。

これらは地域の“患者さんありき”の考え方が重要です。

例えば、お年寄りが多い地域で、
矯正のメニューをそろえても需要がないからです。

このように、ストアコンセプトを明確にし、
自院が患者さんに選ばれる理由を作ることが大切です。

※今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。