ニーズとウォンツを分けて考える

マーケティングでよく使われる言葉があります。

それは、

ニーズとウォンツ

という言葉です。

今日は、
このニーズとウォンツの違いをお話します。

ニーズとは、

“必要なもの”

という意味ですね。

つまり、何か必要性を感じる
原始的な欲求のことを言います

歯医者さんの場合であれば、

歯が痛くなったから、歯医者さんに行く。

というのがニーズです。

ポイントは、必要だから行くのです。
※行きたいから行くわけではないのですね。

さて、それでは、
もう一方のウォンツですが、

ウォンツは、
ほしいものという意味ですね。

つまりこれは、
人の欲求です

たとえば、

ロレックスなどの高級腕時計も
“ウォンツを満たす商品”です。

時計は、機能としては、
時間がわかればいいので、
わざわざ高級腕時計である必要はありません。

しかし、

『あの高級なロレックスを持って、友達に自慢したい。』とか、
『頑張って働いてきた自分へのご褒美をする。』

といった、
自分の“満足感”を満たすために
人は、高級時計を買ったりします。

必要ではないが、欲しいから買う。

これが、ウォンツです。

歯医者さんの場合で考えると、

保険治療は、
ニーズを満たすための治療で、

自費治療は、
ウォンツを満たすための治療と言えます。

ホームページに掲載する文章や、
普段の患者さんへの説明でも
ニーズとウォンツを区別して説明する必要があります。

ニーズ(多くの保険治療)を満たすには、
歯の治療方法などの説明で問題ありませんが、

ウォンツ(多くの自費治療)を満たすためには、
その治療を受けたらどうなるのか?
を説明しなければいけませんので。

たとえば、インプラントなら、
自分の歯と同じように噛めるとどうなるのか?

ホワイトニングなら、
白くてきれいな歯になるとどうなるのか?

治療をしたあとのこと、

つまり、

どのような生活を送れるようになるか?

を想像できるように、

説明したり、
ホームページに掲載してあげると
患者さんも行動しやすくなりますよ。

※最後までお読みいただき、ありがとうございました。