今日は“リスク”についてのお話です。
できれば避けたいこと。
それが“リスク”です。
リスクという言葉を、
インターネットで調べてみると、
「ある行動に伴って、危険に遭う可能性や、損をする可能性を意味する概念」
と書かれています。
歯科医院の経営で言えば、
リスクとは、
『集客やリピートを取ることに、時間や手間お金を費やすということ』
です。
・「お金がないから、広告費を減らそう。」
・「どうせ反応がないだろうから、駅前の看板広告はやめよう。」
・「ホームページを作っても、どれだけ反応があるかわからないからやめよう。」
・「ホームページを作るのが手間だからやめよう」
と、
多くの歯科医院の方は、一度はこのように思ったことがあると思います。
人間ですから、
『損するのはいやだ。』
と、考えるのは当たり前です。
でも、
「新患さんは欲しいし、もっと予約でいっぱいになったらいいな。」
と、思ってもいます。
※その気持ちもよくわかります。
しかし、金銭的なリスクや、時間的なリスクを取らずに、
新患さんを獲得するのは難しいのです。
このことを、
ちょっと他の業界で考えてみてください。
こんな都合のいいことが、
まかり通っている業界がありますでしょうか?
よくあるシャッター商店街(小売業)の話を、
例にとってお話します。
ある日、突然大手資本のスーパーがやってきます。
そのスーパーは、安くて、便利で、
様々な施設を併せ持っております。
資本力もあり、広告費もしっかりかけます。
※もちろん、プロのマーケッターが戦略を立てて攻めてきます。
すると、お客さんはそのスーパーに行くようになります。
これまで平和に、ほとんどコストをかけずに、
集客できていた商店街のお店は、
たちまちに経営難、閉店という現実が待ち受けています。
とても残念なことですが、
よくある話です。
商店街のお店が、十分な経営やマーケティングを怠り、
競争力を持たなかったことが原因です。
また、“新しいことにチャレンジする”ために、
リスクを取らなかった結果でもあります。
これは、歯科医院の場合も全く同様です。
最近では、大型スーパーや所業施設に続々
歯科医院がオープンしております。
また、歯科医院を開業する人もあとが立ちません。
どんどん、増えてます。
今やコンビニよりも多い歯科医院、
という事実は、誰にも否定できません。
ある有名な成功者は、
「成功する人の共通点は進んでリスクをとることである」
と言います。
金銭的なものだけではありません。
時間や労力も惜しまないということです。
失敗する人は、リスクを「危険」だと呼び、
いつまでたっても新しいことにチャレンジしません。
『お金がない』
↓
『広告費がない』
↓
『お客が来ない』
↓
『お金がない』
という、負のスパイラルに陥っているのです。
もちろん、反応が悪い媒体にお金を費やす必要はありません。
※無駄な広告費は、一切出してはいけません。
しかし、
「めんどくさいから。」とか、
「お金がかかるから。」と言って、
有益でやれば結果がでる確立が高いと、
分かっているのにやらないのは、
単なる“怠惰”であるとしか思えません。
そして、経営者たるもの、
常にマーケティングは、“費用対効果”で考えてください。
『広告にかかるお金』 ≦ 『利益』
であればどんどん投資すべきです。
もちろん、やってみなければわからないことも多々あります。
「お金」を産むための「お金」をケチっては、
どんどんジリ貧乏になるだけです。
リスクをとらないことが、
長期的に見れば一番の「リスク」になるのです。
※今回の私の言ってることを、
すべて受け入れる必要はないですが、
『こんな考え方もあるんだな。』と、
経営やマーケティングの考え方の参考になれば幸いです。
※最後までお読みいただき、ありがとうございました。