『新しい顧客の購買心理法則:AISAS』

前回のブログでは、
消費者が商品購入に至るまでの
心理的法則のAIDMAについてご紹介しました。

▼前回の内容はこちら
患者さんが歯科医院を選ぶ道筋を理解していますか?

このAIDMAは、
インターネットの登場によって
若干、変化しております。

今日は、新しい顧客の購買心理法則:
“AISAS”をご紹介します。

AISASとは、

A:Attention(注意)
I:Interest(興味)
S:Search(検索)
A:Action(行動)
S:Share(共有)

の頭文字をとったマーケティング用語です。

これまで使われていた、
購買心理的法則のAIDMAに、

・Search(検索)
・Share(共有)

が、新たにに加わっています。

つまり、

・消費者は、商品に興味を持ったらインターネットで検索をする

また、購入後は、

・その商品に関する感想の情報共有をおこなう

ようになったのです。

これまでの消費者は、商品を購入した時点で、
ほとんど行動が完結しておりました。

しかし、今は、Twitterやブログ、Facebookなど、
個人が情報配信できる時代になり、
多くの人とその情報を分かち合うようになっています。

“何かを購入する。”

という個人的な行動が、
社会性を持つようになったのです。

しかも、これまでの口コミのレベルとは違い、
自分の知らない人にまで、
あっというまに情報が伝わるようになりました。

このことは、歯科医院においても
非常に重要な意味を持ちます。

あなたの歯科医院に訪れた
患者さんたちの声が、
毎日のようにインターネット上を賑わせているのです。

これまでも、歯科業界は、
「口コミ」の効果が、
絶大な力を発揮してきました。

その口コミ効果が、

今まで以上に簡単に、そして、
すごい早いスピードで広まるようになったのです

歯科医院の商圏も、
これまでの“徒歩15分圏内”だけでなく、
隣の駅や町はもちろん、
ときにはとんでもない遠方まで広がったのです。

つまり、これからの歯科医院は、
これまで以上に“情報”をうまく扱う必要があります

いま、ほとんどの患者さんは、
インターネットを使って歯医者を検索します。

もし、検索しても、
検索結果に表示されなかったら、
その歯医者は存在していないものと同じです。

あるいは、もし仮に検索結果に表示されたとしても
ホームページに欲しい情報が無かったり、
素人っぽさ満々のホームページでは、
患者さんはすぐに離れて行きます。

インターネットを利用している人は、
“ドライ&無機質”です

欲しい情報が無ければ、
すぐに立ち去ります。

そういった意味で大変さはありますが、
インターネットでの情報配信の大切さを理解して、
情報配信に熱心な院長先生は、
インターネットから驚くほど、集患しております。

あなたは、インターネットを
歯科経営にうまく活用できているでしょうか?

※最後までお読みいただき、ありがとうございました。