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歯科医院の経営戦略を考える

      2013/10/27

本当に時が進むのは早いですね。
もうあと少しで今年も終わりです。
※最後まで精一杯走り切りましょう。

さて、今日は、
歯科医院の経営戦略についてお話します。

おそらく、歯科医院経営というお仕事は、
どちらかというと世間との接触が少ない職種だと思います。

例えば、診療時間は、
ずっと歯科医院にいなければならないですし、
いつも同じスタッフと毎日患者さんの治療に励んでいる。

もちろん、地域の患者さんの歯をお守りするという
やりがいがある素晴らしい職種です。

しかし、一方で、
一般的なビジネスや会社勤めの方から見ると、
感覚も知識も偏っています。

ただ、歯科医院を経営するうえでも、
やはり一般的な経営感覚や、
マーケティング感覚が必要になります。
※今後、特にこの感覚がないと経営が難しくなります。

ということで、
今回は、一般的な経営戦略のお話をさせていただきます。

“強者の戦略と弱者の戦略”

一般的に、経営戦略やマーケティングを考えるうえでは、
あなたのいる立場によって、とる戦略が異なります。

大きく分けると、
“強者の戦略と弱者の戦略”
があります。

“強者の戦略”とは、
資金力があって、スタッフや医師も多く抱えて、
立地や設備もいい歯科医院が、取る戦略のことです。

逆に、

“弱者の戦略”とは、資金力が無く、
スタッフも1,2人しかおらず、
設備も立地も悪い歯医者さんが、とる戦略です。

このいわゆる“強者”と“弱者”が
まともに戦ったら、
どうなるでしょうか?

そうです、
弱者が勝てるはずがありません

大人と赤ちゃんのような戦いになります。

なので、弱者は弱者なりの戦い方をする
必要があるのです。

歯科医院の場合も同様です。

超激戦区で、多くの歯科医師やスタッフを抱える
大きな歯科医院とまともに戦かってしまったら、
繁盛するどころか、ひねりつぶされてしまいます。

なぜなら、信用、立地や広告力、
既存患者さんの数など、
すべての部分で負けているからです。

強者と同じ営業時間、経営方針、
同じような集客方法では、
弱者は強者に勝てるわけがありません。

もし、現状、歯科経営がうまくいっていないのであれば、
あなたの医院が強者なのか、
弱者なのかを認識することから始めてください。

では、弱者が強者に勝つためにはどうすればいいのか?
※これは、永遠の課題ですね。

方法はたくさんあります。

1)戦う広告媒体を選択して一点集中する

⇒広告力を一点集中し、その媒体で強者に勝つ

例としてホームページを挙げると分かりやすいです。
地域にいる強いライバル医院よりも、
ホームページに時間とお金と手間をかけ、
インターネット上の魅力でライバル医院を圧倒するのです。

インターネットの世界では、
ホームページに掲載されていることが、“全て”です。

なので、ある意味弱者でも強者よりも
見せ方次第で集客できる媒体です。

勝てるジャンルに一点集中して、そこに広告費を投入する。

是非、今の広告媒体で集客できていないのであれば、
広告をインターネットに一点集中することを考えてみてください。
※弱者の取るべき戦略の基本は、一点集中なのです。

2)診療時間を広げる、またはずらす

⇒強者と診療時間をずらす。

なぜなら、同じ時間帯で戦っても難しいからです。

強者は、すでに多くの顧客をもち、
認知度も高いです。

弱者は、同じ時間帯で戦わずに、
強者が休んでいる時間帯で戦います。
※例えば、土・日、平日の夜など、

 あとは、最近も流行っている出張診療等も
 取り入れるなどですね。
 ※大切な点は、まともにやり合わないことです。

3)専門化する

⇒何かの分野に特化する

専門性を入れると、
その専門性を求めている顧客に訴求できるようになります。

強者が発するメッセージと異なるメッセージにして
目立たせることが大切です。

例えば、他の業種で、
この専門性をうまく活用しているところは、

女性だけの30分フィットネスクラブの
カーブスが挙げられます。

ここは、
・たった30分の運動
・予約もなし
・女性限定
という特徴を持った、フィットネスクラブです。

いま、このカーブスは、
主婦層を中心にとても人気があります。

スポーツクラブの業界は飽和状態です。
だから、他のスポーツクラブは、
価格競争や顧客獲得に悪戦苦闘しています。

しかし、このカーブスは、
とっているポジションが他の競合と異なるので、
他の強者と競合せずに、顧客を集めることができています。

▼ご参考
カーブスホームページ:http://www.curves.co.jp/

まさに弱者の戦略ですね。

このように弱者が強者に戦いを挑むには
弱者の戦い方があるのです。

今後、歯科医院もどのように強者と戦うか、
その戦略を持つ必要があります。

自分の医院は、
どのような戦略を持つべきかを考えてみることは、
いい機会になると思います。

「患者さんこないなー」と、
待っていてもいつまでも患者さんは来ません。

経営というものは、
根性だけでなんとかなるものではありませんので、
まずは戦略を考えて、何か1つでもいいので、
行動してみてはいかがでしょうか。

※今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 - 歯科医院経営

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